Charlotte AIは「どのユーザーが古いパスワードを持っていますか」といったセキュリティに関連する質問に対して、Raptorなどのデータから回答を提示する。XDRとの連携も可能で、大規模なインシデントが発生した際に活用することで、インシデントの概要をまとめたり、影響を受ける対象を表示したりできるという。日本語への対応も予定している。鈴木本部長は「Charlotte AIがセキュリティアナリストになることで、セキュリティ担当者は一緒にさまざまな問題に対処できるようになる」と説明した。
そのほか、これまで単体で提供してきた脆弱性の可視化、アタックサーフェスの可視化、IT資産可視化のモジュールをバンドルして提供する「Falcon Exposure Management」や、DLP(Data Loss Prevention)のモジュールとなる「Falcon Data Protection」の提供も予定する。
(岩田晃久)
米CrowdStrike(クラウドストライク)の日本法人は10月25日、セキュリティ統合プラットフォーム「Falcon Platform」のロードマップについて説明した。XDR(Extended Detection and Response)を強化した新たなデータ基盤「Raptor」や、生成AI「Charlotte AI(シャーロットAI)」などの新機能を発表した。セールスエンジニアリング本部の鈴木滋・本部長は「攻撃者が進化しているため、当社のプラットフォームも進化させていく」と意気込んだ。