SB C&Sは9月、「Microsoft 365」の導入前の相談から導入後の活用支援、技術者の育成、リード獲得までを総合的に支援するパートナー向けプログラム「C&S Partner Club for Microsoft 365」を開設した。同社のノウハウを生かしたサポートをパートナーに提供することで、販売強化を図る狙い。ICT事業本部クラウド・ソフトウェア推進本部クラウドプラットフォーム推進統括部戦略推進室の河合祐吾・室長は「パートナーにより、営業やマーケティング、技術など抱えている課題が違う。C&S Partner Club for Microsoft 365は、それぞれの観点で支援できるデザインとなっている」と説明した。
SB C&Sの河合祐吾室長(左)と日本マイクロソフトの菊地正和本部長
C&S Partner Club for Microsoft 365は、6人の専任メンバーがパートナーからの相談に対応、最新情報を発信するサイトと、これまでのナレッジを蓄積したFAQサイトを用意している。パートナー向け勉強会「虎の穴」や、資格取得に向けた教育などを行うのに加え、パートナーとSB C&S による導入事例や対談記事を外部メディアに掲載するなどのリード獲得支援といった手厚いサポートを実施する。これまでも同様のサポートは提供してきたが、個別での対応だったためパッケージ化して利用しやすいかたちにしたという。
従来は「Microsoft 365相談センター」でユーザーやパートナーからの相談を受けてきたが、河合室長は「最近は、パブリッククラウドとの連携、セキュリティやAIなど相談内容が幅広くなっている。そうした中で、ディストリビューターとしてパートナーに最新の技術を早急に発信していかなければならないと考えたのもC&S Partner Club for Microsoft 365を開設した理由だ」と経緯を述べた。
日本マイクロソフトのパートナー事業本部コーポレートソリューション営業統括本部チャネルパートナー営業本部の菊地正和・本部長は「中小企業や地方の企業では、オンプレミス版の利用が多い。そういった層へのアプローチはパートナーの力が重要となるため、C&S Partner Club for Microsoft 365を通じて、SB C&Sのパートナーがお客様に利活用までアドバイスする体制はとても心強い」と期待を込めた。
現在は、多くの生成AI関連のサービスが市場に投入されており、米Microsoft(マイクロソフト)も「Microsoft Copilot」「Azure OpenAI Service」を提供、ユーザーやパートナーからの関心が高いという。河合室長は「パートナーはオンプレからクラウドへの移行を進めてきたが、生成AIの登場により、これまで以上にクラウド移行のビジネスに追い風が吹く」と語る。SB C&Sでは、長年、AIビジネスに取り組んでおり、C&S Partner Club for Microsoft 365では、マイクロソフトの生成AIサービスを導入するために必要な支援を行う。「生成AIを販売するだけではなく、技術的にはこういった課題が出てくるなど深い部分までパートナーが提案できるようにしたい」と展望する。
(岩田晃久)
SB C&Sは9月、「Microsoft 365」の導入前の相談から導入後の活用支援、技術者の育成、リード獲得までを総合的に支援するパートナー向けプログラム「C&S Partner Club for Microsoft 365」を開設した。同社のノウハウを生かしたサポートをパートナーに提供することで、販売強化を図る狙い。ICT事業本部クラウド・ソフトウェア推進本部クラウドプラットフォーム推進統括部戦略推進室の河合祐吾・室長は「パートナーにより、営業やマーケティング、技術など抱えている課題が違う。C&S Partner Club for Microsoft 365は、それぞれの観点で支援できるデザインとなっている」と説明した。
SB C&Sの河合祐吾室長(左)と日本マイクロソフトの菊地正和本部長
C&S Partner Club for Microsoft 365は、6人の専任メンバーがパートナーからの相談に対応、最新情報を発信するサイトと、これまでのナレッジを蓄積したFAQサイトを用意している。パートナー向け勉強会「虎の穴」や、資格取得に向けた教育などを行うのに加え、パートナーとSB C&S による導入事例や対談記事を外部メディアに掲載するなどのリード獲得支援といった手厚いサポートを実施する。これまでも同様のサポートは提供してきたが、個別での対応だったためパッケージ化して利用しやすいかたちにしたという。