ITジュニア育成交流協会は1月26日、「BCN ITジュニア賞 2024」の表彰式を都内で開催し、小学生から大学生まで3団体24人が表彰を受けた。2006年に創設した表彰式は今回で19回目。同日は「第1回U-16プログラミングコンテストCHaser全国交流大会」も開催し、選手が自慢のプログラミング技術を競い合った。
「BCN ITジュニア賞2024」表彰式の会場
ITに取り組む若者が競う五つのコンテストで、優秀な成績を収めた人に贈る「ITジュニア賞 2024」では3チーム、5人を表彰。全国各地で16歳以下の人が参加する「U-15/U-16プログラミングコンテスト」の優勝者を対象とする「BCN ITジュニアU-16賞 2024」では19人を表彰した。
式典では、BCNの代表取締役社長で、ITジュニア育成交流協会の奥田芳恵・副理事長があいさつ。「今日というこの日が、皆さんにとって新たな活力になることを願っている。ITという武器を使って地域社会の発展に貢献し、日本のみならず世界を元気にしていきましょう」と若者に呼び掛けた。
受賞者を祝福するBCNの代表取締役社長で、
ITジュニア育成交流協会の奥田芳恵・副理事長
ITジュニア賞は、チームでは、「宮城県工業高等学校」、香川高等専門学校の「わんもあ 砂と鏡で創るもう一つの世界」、福井工業高等専門学校の「蟹高専」が受賞。個人では、四国職業能力開発大学校の河井結羽さん、長崎県立長崎工業高等学校の稲形将也さん、東京大学の真家彩人さん、市立札幌大通高等学校の小田悠真さん、つくば市立手代木南小学校の小林悠太さんが受賞した。
受賞者全員で記念撮影
ITジュニアU-16賞を受賞したのは、札幌日本大学高等学校の須貝蒼太さん、一関市立中里小学校の藤田透羽さん、一関市立桜町中学校の大和佑さん、八王子市立由井第三小学校の河地智陽さん、八王子市立いずみの森義務教育学校の伊藤修一さん、N高等学校の菅野正礎さん、錦城学園高等学校の飯島晴斗さん、京都橘中学校の上田惇人さん、山梨市立笛川中学校の青柳篤司さん、山梨学院小学校の吉田怜一さん、信州大学教育学部付属長野小学校の隋家銘さん、長野市立信州新町小学校の太田嵐さん、松阪市立米ノ庄小学校の高士草太さん、上富田中学校の山本颯大さん、大島商船高等専門学校の縄田嵐さん、宇部フロンティア大学付属中学校の池本舷生さん、阿波市立八幡小学校の山本恭大さん、阿波市立市場中学校の近藤彰さん、愛光中学校の山岡奏太さんの19人。
トーナメント形式でプログラミング技術を競い合った
「第1回U-16プログラミングコンテストCHaser全国交流大会」
表彰式に先立ち、会場では「第1回U-16プログラミングコンテストCHaser全国交流大会」を開催した。受賞者のうち、プログラミングコンテストで用いられる対戦ゲーム型の競技種目「CHaser」を使用した部門がある大会の優勝者9人が参加し、1対1のトーナメント形式で対戦。アイテムを取り合ったり、陣地を奪ったりと熱戦を展開した。大型スクリーンに対戦画面が投影され、会場は大いに盛り上がった。優勝したのは愛光中学校の山岡奏太さんで、札幌日本大学高等学校の須貝蒼太さんが2位、一関市立桜町中学校の大和佑さんが3位に入った。(堀 茜)