スイスに本社を置くScandit(スキャンディット)は、スマートフォンで商品バーコードなどを読み取るソフトウェア開発キット(SDK)の機能を強化し、身分証の偽造や改ざんの検知や、商品ラベルに記載されている文字の認識精度を大幅に高めた。従来は小売りや物流で使うバーコードを読み取る用途がメインだったが、今後は「身分証の判別や、商品ラベルの記載内容を確認するといった用途にもビジネスを広げていく」(ナターシャ・サンドヴァル・マーケティング最高責任者)方針だ。
右から秋谷哲也・カントリーマネージャー、
ナターシャ・サンドヴァル・マーケティング最高責任者、
森紳吾・ソリューションコンサルタント
身分証の読み取りでは、例えば、航空会社が旅券と旅客名簿の照合に利用したり、レンタカー会社が運転免許証が有効がどうか確認したりする用途を想定している。国内では旅券のみの対応だが、「需要に応じて対応可能な身分証の種類や読み取る項目を増やしていく」(日本法人の秋谷哲也・カントリーマネージャー)と、柔軟な対応を検討する。
商品ラベルの読み取りでは、「食品スーパーの惣菜や弁当の賞味期限を読み取って、値引きシールを貼るタイミングを通知する」(日本法人の森紳吾・ソリューションコンサルタント)などに活用できる。
国内のビジネスパートナーは約20社で、パートナーの商材にSDKを組み込んだり、客先でSIを手掛けてもらったりするなど協業関係を強化している。
(安藤章司)