データブリックス・ジャパンは5月27日、記者説明会を開き、5年で5万人の人材を育成する方針を示した。製品面では、ビジネス部門のデータ活用を支援する生成AI「Genie」について説明し、データ基盤と生成AIを統合することで、迅速にデータを活用できるよう支援するとした。
同社の2026年度第1四半期業績は、前年同期比100%増以上の高成長で推移している。好調な業績に伴い、今後は国内市場での人材育成に注力する。対面・オンラインでの研修プログラムやハッカソンの開催に加え、AI活用推進プログラムを展開する。また、地方都市での学習イベントや地域大学と連携した地方での人材の拡充にも取り組む。
すでに滋賀大学大学院データサイエンス研究科向けにデータ・AI講座を開講しているほか、九州大学と工学院大学で、大学や学生が無償で同社のプラットフォームの全機能にアクセスできるプログラム「Databricks Free Edition」を活用した講義や実践的な体験を提供しているという。
笹 俊文 社長
また、東京オフィスを新丸の内ビルに移転し、面積を約1400m2に拡大する計画も示した。新オフィスではAIトレーニング用の専門施設を設置する予定だ。笹俊文社長は「ここ3年で、AIにはデータが必要で、データが増えると(活用には)AIが必要になるという理解がエンドユーザーの間にも広がってきた。その意味で、生成AIの活用が本当に進む元年となるのが26年だろう。顧客の内製部隊を拡大させ、生成AIの民主化を後押ししたい」と話した。
製品面では生成AIツールGenieの展開を強化する。自然言語でデータの分析結果を得ることが可能で、データサイエンティスト以外でも同社のデータ基盤からインサイトを引き出せるように支援する。
(大畑直悠)