サイバーセキュリティクラウドは6月9日、記者説明会を開き、AIのリスクを可視化する製品「AI MONBAN」の提供を開始したと発表した。MCPを介したAIとシステムのデータフローを監視し、データ漏えいなどを防止する。同製品の投入により、AIセキュリティー領域に参入するとした。
AI MONBANはAIによるデータの利用を可視化し、制御する基盤。データ保護製品などを展開する子会社のDataSignと連携して開発・提供する。機密情報や個人情報をリアルタイムで自動検出し、マスキング処理をする機能や、シャドーAIの検出機能なども備える。
AIアプリケーションのチャットを監視する「AI MONBANセキュアチャット」も合わせてリリースした。これにより、LLMに直接打ち込まれる情報も管理可能になる。
DataSign
太田祐一 代表取締役
販売ターゲットとしては大企業を狙う。DataSignの太田祐一・代表取締役は「さまざまなリスクからMCPの利用を禁止せざるを得ない企業も実際にあるため、訴求したい」と意気込んだ。パートナーと連携した拡販にも取り組む構えだ。
サイバーセキュリティクラウド
渡辺洋司 CTO
このほか、AIガバナンス策定支援や、LLMやAIアプリケーションのぜい弱性を評価する支援サービスも発表した。AIの防御や運用などを担う製品の開発も予定しており、サイバーセキュリティクラウドの渡辺洋司・代表取締役CTOは「AI活用のすべてのシーンを支える製品・サービスの投入を計画している」と話した。
(大畑直悠)