エンドポイント管理プラットフォームを提供する米NinjaOne(ニンジャワン)が日本市場に本格参入した。PCやモバイルにとどまらず幅広い端末を管理し、運用自動化や脆弱性対応、バックアップまでカバーする統合機能を強みに掲げ、パートナーと市場を開拓する。
ニンジャワンは2013年設立。ユーザーは140カ国の4万社に上る。
エルザン・ウイグル バイスプレジデント
同社のエンドポイント管理プラットフォームは、PCやスマートフォンなどの管理・運用を一元化する。管理対象はサーバーや小売店のキオスク端末、スマート家電なども含み、エルザン・ウイグル・戦略・オペレーション担当バイスプレジデントは「エンドポイントだけでなく、IT運用プラットフォームとしての側面が強い」と解説する。機能は管理端末の状態確認やテレメトリーの収集、リモートアクセス、脆弱性の検出、データの保護、ソフトウェアの配布・削除機能など多岐にわたり、「対応できるユースケースは無制限だ」と強調する。
米CrowdStrike(クラウドストライク)、米SentinelOne(センチネルワン)と提携し、両社のツールで見つかった脆弱性にも自動対応する。
日本への参入は、2年前から製品の日本語対応や市場開拓の人員整備を進めて準備した。市場特有の需要としてデータバックアップへの関心が高いという。販売戦略ではパートナーを重視。25年にディストリビューター契約を結んだマクニカを通じ、複数のリセラーが拡販する。MSP(マネージドサービス事業者)をエンドユーザーとするケースでは「自動化機能やマルチプロダクト対応がMSPの収益性を高める要因になっている」と語った。
(春菜孝明)