年頭所感

【2003年 年頭所感】 富士通ビジネスシステム

2003/01/06 16:04

週刊BCN 2003年01月06日vol.972掲載

「放」
鈴木勲社長

 2003年は、これまで蓄積してきた力を“放(はなつ)”べき年だ。00年3月期に2214億円の売上高ピークを記録した後、3年連続で減収が続いた。だが、今年は違う。この3年間で、当社のすべてのビジネスを見直し、削るところは削り、伸ばすところは大きく伸ばしてきた。この結果、当社が今年に進むべき方向性が見えてきた。

 今年1月から、マイクロソフトの.NETプラットフォーム完全準拠の新しい販売管理システム「ウェブASコンポーネント」の販売を始めた。同システムは、次世代システムの主役と目されるウェブサービスに対応。最先端のアーキテクチャをいち早く取り入れた。

 この3年間、構造改革を進める過程で、「縮める」「省く」「統合する」「人を減らす」など、さんざんやってきた。しかし、もう十分だ。今年は精神を解きほぐし、自由な発想で新しい仕事に取り組む。それに向けた仕込みは、ほぼ完成した。あとは自らを解放し、突撃あるのみ。全国3700人の社員に、大号令をかける年だ。
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