「1兆円に向け改革加速」

村瀬治男社長

 昨年は、「利益ある成長」をテーマに高収益型事業に注力し、シェアだけでなく顧客満足度の高さやサービス・サポートの質でもナンバー1をめざす新たな成長戦略「5か年長期経営構想」をスタートさせた。それに伴って、市場の最前線でトータルなマーケティング活動を展開する企業グループへの飛躍を期して、昨年4月に社名をキヤノン販売からキヤノンマーケティングジャパンに変更している。

 今年は、この長期経営構想を遂行するため、中核となる3か年実行計画として「2009年に連結売上高1兆円、経常利益率5%」を掲げて、一連の改革を一段と加速させていく。

 1兆円実現に向けた成長エンジンのコアは、そのうちのおよそ6600億円を受けもつ「ビジネスソリューション分野」だ。特に、各種サービス事業やコンサルティング、ソフトウエア、システム構築などを手がける「ITソリューション」を中核事業に育てるべく、グループ各社の得意分野と幅広い顧客層を生かし、必要に応じてアライアンスやM&A(企業の合併・買収)による事業拡大にも積極的に取り組む。

 「ドキュメントビジネス」の領域では、カラーシフトの推進に加え、デジタル商業印刷に代表されるハイエンド市場の開拓に注力する。

 また、常に顧客の視点に立って行動する「顧客主語」の指針をさらに徹底させ、効率性と顧客価値の向上を追求したサービス・サポート体制の再編成も遂行していく。