ソフトウェアメーカーのスカイコム(荒武捷二社長)は、国産高速PDF作成ソフト「SkyPDF」を2003年に販売開始後、官公庁、製造業など国内外で250万ライセンス以上販売した実績をもっている。クライアントソフトウェア、サーバーソフトウェアを展開し、サーバーソフトではシンクライアント対応版や長期保存フォーマットのPDF作成ができる製品など、ニーズを生かした製品群を増やしている。

 また、クラウド、SaaSの時流に合致した「SkyPDF Web Server」を販売。ウェブブラウザ上から容易に操作でき、作成したPDFをダウンロードせずローカルPCに保存できる。PDFファイル同士の結合/分割、管理画面に閲覧しているサイトのURLを入力すると、PDFファイルが作成できるなど機能を充実させているのが特徴だ。全ラインアップがアマノタイムスタンプに対応し、文書の原本性を証明するほか、印刷制限や閲覧権限、スケジュールによる文書管理といった高いセキュリティを提供する。

 販路の中心となるのが、「大手メーカーなどアプリケーションベンダーの製品への組み込みで、付加価値の提供やSIerを介した販売」とスカイコム営業本部営業推進部の清板ゆかり部長は話す。アプリケーションベンダー、SIerでは大手ベンダーを数多くパートナーとして有している。これにより、大規模ユーザーの入札案件でも提案チャンスが生まれている。

 パートナーごとに担当営業を配し、定例ミーティングの際のアップデート情報を提供するほか、パートナーの営業部隊と連携し、提案からクロージングまでの速度を上げている。またセミナーでの講演、展示会などへの積極的な参加で認知度を高めている。阪神大震災で被害を受けた兵庫県西宮市に対しては「被災者支援システムに対して、外字(特殊漢字)対応のPDFビューワ『SkyPDF Viewer』を無償提供した。社会貢献を通して、よりパートナーが売りやすい状況をつくっていきたい」(清板部長)としている。(鍋島蓉子)