中小企業向け業務ソフトウェアベンダーのソリマチは、「会計王」や「みんなの青色申告」などを開発・販売している。ネットワーク対応製品は、「SQLサーバー」に対応しており、「会計王」「販売王」「顧客王」のラインアップ構成。主なチャネルは、ディストリビュータ経由で流通させる家電量販店1800店舗のほか、事務機ディーラーやSIerといった特約店100社が扱い、これらで全体の9割を占める。そのほか、会計事務所などを通じてその顧問先企業に導入を促す「SAAG(Sorimachi Application Advisory Group)」により拡販している。

 最新版からは、ネットワーク製品とスタンドアロン製品がシームレスにデータ連携できるようになった。片原範之・営業統轄本部業務情報営業部部長は、「まず会計事務所にネットワーク製品を購入してもらう。顧問先である中小企業にこの製品を薦めていただき、量販店や特約店で実際に購入してもらうスキームを築いた」と話す。

 同社は、2か月間無償サポートを提供したり、スタンドアロン製品の返品を受け付けるといったサービスをユーザーに提供している。だが、実際には99.76%のユーザーが同社製品を継続して使い続けているという。2009年11月からはキャンペーンを実施しており、富士通のサーバー「PRIMERGY」とネットワーク製品をセットで販売。片原営業部部長は、「中小企業のサーバー普及率はまだまだ低い」と、需要を見込む。

 同社が業務ソフト市場に参入したのは、「1995年の『Windows 95』が出たタイミング。当時はDOSが主流だったが、いきなりWindows 95で参入した」(片原・営業部部長)という経緯があり、まずは、家電量販店を中心に販売開始した。03年からは、事務機ディーラーやSIerを通じネットワーク対応製品を販売してきたという。

 家電量販店で申告ソフトのシェアトップを目指すほか、「SAAG」の会員を増やしていく方針だ。(信澤健太)