ソーシングサービスベンダーに

富士通エフ・アイ・ピー
杉本信芳 社長
 富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、15か所にデータセンター(DC)を設けており、DCの設置・保有数では国内最多規模と自負している。DCを活用したITアウトソーシングサービスが強みで、業種を問わず、さまざまなユーザー企業のシステム運用を任されている。今年度(2010年3月期)上期の業績は、不況のなかでもITアウトソーシングサービスが堅調に伸び、増収増益を達成できた。

 ITアウトソーシングは、今後も成長が期待できる。2008年12月には名古屋市に新DCを構え、09年11月には横浜市に新たなDCを稼働させる計画もある。強まるITアウトソーシングサービス需要に応えられるように、ITインフラを増強する。

 しかしながら、次の成長を考えた時、ITだけでは足りないと思う。顧客企業の業績拡大に貢献するさまざまなアウトソーシングサービスを用意する必要がある。ITの運用だけでなく、業務自体を代行するようなBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)なども重要だ。

 ITアウトソーシングサービスベンダーではなく、「ソーシングサービスベンダーの富士通FIP」といわれるような事業基盤を2010年からは形成していきたい。既存ビジネスのなかで、「選択と集中」を行い、成長が見込めないビジネスは縮小し、ソーシングサービスベンダーとなるために必要な事業に、リソースを振り分けることも、2010年には必要だと考えている。