ポテンシャルの追求

東芝ソリューション
梶川茂司 社長
 社会基盤系の大型システムの開発を得意とする当社にとって、2009年は受注が伸び悩んだ年だった。中期経営計画で目指している年商3500億円は、1年後にずらして2013年3月期を達成時期とせざる得ない。内需が依然として弱く、世界規模で需要構造が変わろうとしている現在、従来と同じことをしていては、業績伸長は難しい。2010年のキーワード「ポテンシャルの追求」では、東芝グループの潜在力を引き出し、総当たり戦でビジネスを再構築するという意気込みを込めた。

 世界をみれば、ITを駆使して効率のよい送電網を整備するスマートグリッドや、エコカーに使う充電式電池やモーターの制御、CTスキャンなど高度な医療用機器など、東芝グループが競争力を発揮できる成長分野は数多くある。これらの商材は先進国市場のみならず、中国など新興国での需要が急拡大しており、グループの総力を挙げて受注拡大を目指す。当社は、社会基盤系システムや業務アプリケーション、組み込みソフトなどのITシステムの側面でビジネスをけん引し、グループの成長を成し遂げることで、当社自身も成長する。

 組み込みソフト系のビジネスは、とくに変化が大きく、携帯電話などの需要は大幅に減少している。すでに組み込み系の技術者を100人単位でスキルの転換を進めているところだ。2010年、電力やエコカー、医療など伸びる分野へシフトを加速させることで、ビジネスを伸ばしていきたい。