年頭所感

【2010年 年頭所感】 SJI

2010/01/21 20:37

週刊BCN 2010年01月18日vol.1317掲載

架け橋

SJI 李堅 社長
 日本と中国の情報サービス産業の“架け橋”になる──。キーワードにはこうした願いを込めた。当社は国内の主要上場SIerのなかで最も海外の売上高比率が高い。今期上半期(2009年4~9月)の連結売上高構成比は、国内が約55%を占めたのに対し、中国での売上高は約45%。営業利益ベースでは、国内経済の失速の影響もあり、中国での利益が国内を大幅に上回る結果となった。

 当社の中国ビジネスが本格的に拡大してきたのはここ10年弱。当初の中国での年商約4億円から、直近では上半期だけで45億円まで拡大した。09年11月には、中国大手SIerのデジタル・チャイナ・ホールディングスと業務提携にこぎ着け、同社の子会社などから最大で4割程度の出資を受ける見通し。当社は開発系SIerであるため、中国全土を網羅する販売網やサポート網はまだ弱い。この点、デジタル・チャイナは中国全土をカバーしており、当社を通じて日本の優れた情報システムを中国市場に届けることが可能になる。

 国内情報サービス市場が成熟期を迎えるなか、SIerが生きる道は「再編して事業規模を大きくする」「ある分野に専門特化して勝ち抜く」「グローバルの成長市場で活路を見出す」の三択を迫られている。当社はグローバルの道を選んだ。独力で広大な中国市場を取り込めるとは考えておらず、日本の有力ITベンダーやデジタル・チャイナと組み、文字通り“架け橋”になることでビジネスを大いに伸ばす。
  • 1

関連記事

SJIの中国ビジネス 旺盛なIT需要を狙う