新時代に向けた人財力・組織力・商品力の強化

日立電子サービス
百瀬次生 社長
 保守・運用サービスが主軸事業だった当社、日立電子サービスは、ここ数年断行してきた構造改革で業容が大きく変化した。情報システムの企画・設計から構築といった上流工程も手がけられる体制を構築している。2009年は、SI力と営業力に長けた日立エイチ・ビー・エムを吸収し、サービス基盤はますます強固になったと思う。

 ただ、体制はできたものの、まだまだ強化すべき点はある。情報システム全般を任されるITサービス会社に生まれ変わるためには、従来の保守・運用サービスベンダーとは比べ物にならないほどの責任がある。昨年、日立グループも情報・通信グループの組織を大幅に変え、日立電子サービスの役割もますます重くなった。人材、組織、商品力のすべての面で、力を伸ばす、ブラッシュアップしなければならない時期に入ったと感じている。

 ICTを取り巻く環境は、技術革新の影響で大きく変化している。ITのあり方が変わり始めている。今後の10年間を見据えた戦略を考える必要がある。当社は08年度(09年3月期)で3か年の中期経営計画を進め、定めた目標はほぼクリアし、09年度から4か年の中期経営計画を進めてきた。だが、この1年で市場環境も、当社の事業基盤もかなり変貌したため、中期経営計画を見直そうと考えており、その立案を進めている最中だ。目先の業績目標を達成しながら、中期・長期的に当社が目指す姿にも近づいていければと思う。