年頭所感

【2012年 年頭所感】 日立ソリューションズ

2012/01/05 20:39

週刊BCN 2012年01月02日vol.1413掲載

挑戦

林雅博 社長
 「戦いに挑んでいく」といえば、何か物騒なニュアンスがあるので、個人的にはあまり使いたくない。とはいえ、ビジネスには、勝ち負けがあるのも事実。社員全員が不撓不屈の精神で勝ちにいくという意味で、キーワードを「挑戦」とした。

 当社は、旧日立ソフトウェアエンジニアリングと旧日立システムアンドサービスが2010年10月1日に合併して発足した。規模も大きくなり、日立グループの情報・通信システム事業の一翼を担うポジションにある。もう片方の一翼を担う兄弟会社の日立システムズが中規模システム開発やデータセンター(DC)運営に長けているのに対し、当社は大規模なソフトウェア開発に強い。

 国内市場の成熟や、アジア成長国の市場拡大など事業環境は大きく変わっている。2011年10月1日には、中国北京に現地法人を設立し、まずは上海と広州に営業拠点を置いた。日立システムズが主にDC運営で中国進出を加速。当社はアプリケーションソフト領域やシステム構築(SI)をメインに位置づけている。中国の拠点数はさらに増やしていくつもりで、日立グループや地場のビジネスパートナーと連携ビジネスも強化する。

 日立グループのSI会社再編によって、当社と日立システムズの両翼体制となった。向こう10年の成長に向けた基礎固めができたと自負しており、国内のみならず、世界で大いにビジネスを伸ばしていきたい。
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