付加価値の創造

佐藤宏 社長
 今、経済環境とICT市場の状況に、ともに非常に明るい兆しがみえている。ユーザー企業は、レガシーネットワークから仮想ネットワークへのシフトに取り組み始めており、ICTベンダーにとっての新しいマーケットが生まれつつある。また、「IPv4」から「IPv6」への移行も、ICT市場に大きな刺激を与えている。今後、マシン同士が通信し合う「M2M」やスマートグリッドを実現するために、大量のIPアドレスが必要となるので、ネットワーク機器の置き替え需要が拡大するとみている。長い間、機器のリプレースを控えていたユーザー企業が今のタイミングで置き替えに着手し、当社ではすでに数件のリプレース案件が出ている。

 クラウド事業の成長を期して、2011年4月に、クラウドサービス統括部を立ち上げた。クラウドサービス統括部は、2011年度上期(4~9月)は、新規顧客の開拓だけを担当していたが、下期には、既存顧客に対しての提案活動も開始した。

 2012年は、仮想ネットワーク/クラウド環境のビジネスと、急速にニーズが高まっているモバイルアクセスのネットワークインフラの二つを主な柱として、お客様にとっての付加価値を商材につけて、事業拡大に挑む。国内での展開に加え、これから先、海外の売上高を2倍に増やす方針だ。海外でシームレスにサービスを提供することによって、他社との差異化を図っていく。