新規ソリューションの躍進

今城義和 社長
 ユーザー企業は、ハードウェアには投資しながらも、ソフトウェアへの投資は控えている。そうした流れにあって、アプリケーション開発を主力事業とする当社は、ビジネス展開が厳しい状況にある。とくに、流通業向けのビジネスでは、IT市場を取り巻く環境の厳しさを感じている。

 一方、金融業向けのビジネスは好調だ。当社では、信託銀行の統合などによって、金融機関を対象とするビジネスの売り上げが伸びている。金融業は、今後も金融機関統合のトレンドが続き、向こう2年にわたって、ITの特需があるだろう。当社は、金融業向けビジネスにけん引されるかたちで、2011年度(2012年3月期)には、約8%の売上拡大を見込んでいる。

 私どもは2年前に、新しいソリューションをつくるビジネス開発部を立ち上げた。これをベースとして、新規ソリューションの開発に力を入れている。2012年は、従来型の事業に継続して注力しながら、ターゲット市場を広げ、新規ソリューションの躍進を図る。

 今、中国の市場に取り組んでいるお客様のメガバンクから、一緒に中国へついていくようにと依頼を受けている。2012年4~6月をめどに、中国に拠点をつくる考えだ。中国では、今後、現地の金融機関の統合が進み、ITに関する市場が出てくるので、当社のノウハウを中国で展開したい。