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山本忠人 社長
 2011年は、東日本大震災に始まり、タイの洪水や円高、欧州経済不安など予想外の危機に見舞われた。製品面では、12年度(13年3月期)に向け、若干の弾不足に陥ってはいる。しかし、リーマン・ショックの時と異なり、当社の経営は比較的順調に推移した。

 全体としては、ここ数年をかけて強化し続けてきたグローバル・サービスなど、ソリューションの引き合いが旺盛で、業績を底上げしている。最近では、事業継続計画(BCP)や省エネルギー/省電力化などを求める顧客が増え、この要望に応える当社の製品・サービス、ソリューションが高く評価された。

 12年2月には、富士ゼロックスの創立50周年を迎える。これからの「新50年」の第一歩を踏み出すため、企業全体を衣替えする。具体的には、複合機販売中心の事業を見直し、「コミュニケーション・カンパニー」としてのポジションを確立する。これまで実行してきた改革・革新を一気に加速していく。

 11年末には、クラウド・モバイル時代を見据えた複合機の新シリーズとソリューション・サービス群を一挙に発表した。こうしたクラウド・サービスを拡充する一方で、企業のグローバル化や顧客満足度に応えていきたい。とくに、国内直販営業に対しては、世界に進出する企業の支援ができるよう人材を育成する。海外事業に関しては、中国を中心に2ケタ成長を目指す。