カーリーズバーリーは、天然系原料を使用したヘアケア用品や化粧品の製造と販売を手がけており、理美容院専売の自社ブランド『e.o.b(イオブ)』を展開している。同社はもともと福島県郡山市を中心に理美容院への卸販売業を事業としていたが、2011年1月、社名を変更して理美容院向けの専売メーカーとして新たなスタートを切った。
同社は、自社製品の販売チャネルとして、新しい仕組みを取り入れたネットショップを考案。そのシステムの要件定義から設計、コーディングまでを手がけたのが、ITコーディネータ(ITC)の小池洋己氏(クロスアイの代表社員CEO)である。小池ITCは2010年末にネットショップ向けシステムの構築に着手し、およそ4か月という短期間で完成にこぎ着けた。
カーリーズバーリーはネットショップを通じて、化粧品を美容院やエンドユーザーに販売している。売上構成は美容院向けの展開がメイン。今、全国の理美容院の約400店舗を取引先としており、順調に売り上げを伸ばしている。同社のネットショップは、製品の販売拡大を促すために、ウェブと美容院を紐づける仕組みを用意している。
その仕組みが興味深い。カーリーズバーリーの製品を取り扱っている美容院が、製品を顧客に勧める。その際、顧客は美容院から招待コードを受け取り、そのコードを入力してカーリーズバーリーのネットショップで製品を購入すれば、価格の5%がポイントとして付与される。カーリーズバーリーはコードを通じてどの美容院の顧客かを把握し、その店に利益を還元する仕組みなので、美容院は在庫リスクが小さい同社製品を積極的に勧めることができる。
カーリーズバーリーの取締役の安藤準氏は、「このシステムのおかげで、この1年でネットショップからの売り上げが6倍に膨らんだ」と顔をほころばせる。
小池ITCが開発したネットショップのシステムはゼロからの手づくりだ。「カスタマイズしやすく、簡単に機能を追加することができるというメリットがある」と、小池ITCは説明する。カーリーズバーリーと小池ITCは今、ネットショップの機能をさらに強化し、ビジネスの拡大を目指している。(つづく)(ゼンフ ミシャ)

自社ブランドの製品をネットショップで販売