現場力

清野和司 社長 クラウドサービスやスマートコミュニティなどの急速な普及によって、IT業界は大きな節目を迎えている。既存のビジネスモデルでは通用しない時代になったということだ。このような環境下で、お客様に本当の価値を提供していくには、「現場力」が重要だと考えている。
当社では、全国に拠点を展開しており、しかも高品質な保守サービスを提供していると自負している。広範な地域をカバーして、迅速にお客様の元へ駆けつけ、しっかりとITシステムの保守を実行していることについては、お客様にきちんと認めていただいているはずだ。
しかし、当社に求められているのは、システムの保守だけではない。お客様は、いかにITシステムを有効活用することができるかという提案を求めているのだ。そういった点では、まだまだ実行しなければならないことは多い。例えば、当社では保守の枠を超えて遠隔でのリモートサービスを提供しているが、今後は単にデータを管理するだけでなく、データ分析も含めた新しい保守サービスを提供していきたいと思っている。そのサービスを、社員のスキルアップを図ることで実現する。
2012年は、前社長が「変革、そして成長」というキーワードを掲げて、事業拡大に向けて取り組んできた。次のステップに進むための基盤はすでに整備を終えた。変革を継続しつつ、現場力を高めることで、お客様に価値を提供していく。