グローバルとコラボレーション

佐藤宏 社長
 2012年度の上期(12年4~9月)は、業績が好調だった。厳しいといわれている製造業も含めて、お客様のIT投資が回復してきて、当社はいくつかのリプレース案件を獲得することができた。

 2012年度の下期は、反日デモの発生をきっかけとして、日系ユーザー企業が海外のIT投資を中国から東南アジア諸国にシフトする動きが顕著になった。当社は数年前から東南アジアで事業を展開しているが、このところ、日系企業のビジネス活動が活発になっていると感じている。インドネシアの現地法人は、日系企業のお客様の訪問が増えており、現地でのICT活用について、数多くの相談を受けている。

 東南アジアでとくに需要が高いのは、BCP(事業継続計画)サービスだ。例えば、当社はタイで現地のデータセンターを活用し、日系企業向けにクラウド型のBCPサービスを提供しており、ニーズに確実な手応えを感じている。

 当社は、現時点で海外ビジネスの売上高比率がおよそ10%を占めている。今後、日本企業が活発に東南アジアに進出し、投資している勢いを取り込んで、20%以上に引き上げたい。国内は市場が大きく伸びないので、事業を拡大するためのカギを握るのは海外になる。その意味を込め、2013年は「グローバル」と、日本と海外の「コラボレーション」をキーワードに掲げる。