クラウドERPをリードする

田村元 社長
 以前は、コスト削減になるからクラウドサービスを導入するという風潮だったが、様相が大きく変わってきている。ビジネスのスピードが上がっていくなかで、大企業が子会社にクラウドERP(統合基幹業務システム)を導入する2層ERPが支持されるようになってきた。2012年度は売り上げが過去最大で、1件あたりの規模も最大だった。引き合いは多くて、対応が追いつかないほどだ。

 2012年に、いきなり新しいことを始めたわけではない。これまでの延長線上で事業を展開している。2008年に「NetSuite OneWorld」を発表した頃は大変だったが、地道な取り組みが功を奏したと考えている。事業の展開にあたっては、JSOLのほかにアクセンチュアやウィプロなど、新しい仲間が活躍している。それぞれが強みをもっている。パートナーにとって、SAPやオラクルなどのビジネスは成長していても、こうしたベンダーのERPではカバーできない領域はみえてきているので、当社に声をかけてもらうケースが増えている。今は儲けが出ているから関係ないと捉えるベンダーもあるが、これではいざという時にダメになるだろう。

 プロダクトありきではなく、企業のニーズに応じていく。また、規模の拡大を追いかけているわけではなく、顧客が増えていくなかで、クラウドERPのマーケットをわれわれがリードしていくという気概をもっている。大企業・中堅企業から成長企業まで、幅広く対応する。