年頭所感

【2013年 年頭所感】 シーエーシー

2013/01/24 20:40

週刊BCN 2013年01月21日vol.1465掲載

ReBirth!

酒匂明彦 社長
 生まれ変わるという意味でキーワードは「ReBirth!」とした。情報サービス業のビジネスモデルが大きく変わるなか、これまでの受託開発を中心としたモデルのままでは通用しない。折しも今の中期経営計画が終わる2016年は、当社の設立50周年にあたる。新しい時代でも勝ち残れる企業になるためには、従来のビジネスモデルを抜本的に見直していく必要がある。

 そこで、得意分野をさらに伸ばし、グローバルITサポートや新規事業領域の拡大を図り、知識集約型の専門家集団たることを成長の基本戦略に位置づけた。当社の得意分野は金融や医薬などで、ここで得た業種・業務ノウハウの集積度を高めて、専門知識を生かしたビジネスを伸ばしていく。グローバルITサポートでは、日欧米の主要市場での営業を強化するとともに、成長市場である中国やインドでのソフト開発やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に力を入れていく。

 中国・蘇州の開発拠点は、2013年春をめどに直近の2倍以上の人員を収容可能な新社屋の建設に着工する予定だ。インドではソフト開発だけでなく、医師や看護師などの専門家を主なターゲットとする「医薬品開発支援業務(CRO)」を手がけるBPOサービスを立ち上げるなど、グローバルの適材適所で開発やサービスの拠点整備に取り組んでいる。ビジネスモデルを本質的に変えていくことで競争力を一段と高めていく。
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外部リンク

シーエーシー=http://www.cac.co.jp/