ECOプライスは、鉄道模型やフィギュアの買取・販売を手がけている。坊野亮平代表取締役は、「限定品であれば、4万~5万円で買い取りすることもある」という。設立してからおよそ1年、ビジネスが軌道に乗りつつある。

 先頃、あるお客様から大量のフィギュアを預かった。先方の引っ越しも兼ねての案件となり、買取商品が段ボール20箱にも及んだ。「買取りの手続きが終了したときに、『次回もぜひよろしくお願いします』とお客様にいわれて、当社のサービスに満足していただいたことがうれしかった」と坊野氏。

 坊野氏は、最初は鉄道模型やフィギュアについての深い知識をもっていなかったそうだ。起業するにあたって、どんな商材を扱えば、在庫コストが少額で済むかについて、前職で先輩だった秋山好成ITコーディネータ(ITC)に相談した結果、小物で場所をとらない鉄道模型とフィギュアを扱うことにした。

 企業内でITコーディネータを務める秋山ITCは、仕事のかたわら、ボランティアで中小企業のビジネス支援を行っている。ECOプライスも、土日を費やして無償でサポート。経営戦略やIT戦略の立案支援から、ウェブサイトの立ち上げまで、会社設立に関して全面的に支援した。

 集客の有力手段となるウェブサイトは、本田技研工業やアディダスのサイト作成を手がけた知り合いの有名デザイナーの力を借りて、「いいものをつくることに力を入れた」(秋山ITC)という。

 「ECOプライスのビジネスの成長に可能性を感じている。今後も見届けたい」。秋山ITCは、ウェブサイトへのアクセスをどれほど伸ばし、鉄道模型やフィギュアを売ってくれるお客様を増やすかを、今後取り組むべき課題と捉えている。

 鉄道模型やフィギュアの持ち主は、ウェブを活用して情報を収集・交換する人が多い。秋山ITCは、こうして鉄道模型やフィギュアとインターネットの相性がいいと判断し、ウェブサイトに加え、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアの活用も視野に入れている。(ゼンフ ミシャ)

有名デザイナーが手がけたECOプライスのウェブサイト