坂下智保 社長
 ITの進化によって、働き方を変えることができるようになった。自宅など、オフィス以外の場所でも、難なく仕事を進めることができる。富士ソフトは、ワークスタイル革新を掲げて、ここ数年、モバイル環境の整備や、BYOD(私用端末の業務利用)の導入などを推進して生産性を高めてきた。在宅勤務制度を活用する社員も増え、一定の成果を感じている。ただし、もっとよくなる部分があるので、継続してワークスタイル革新を進め、そこで得たノウハウやソリューションをお客様に提供していく。

 2014年の富士ソフトのビジネスは、もう少し成長できたとは思っているが、業績は計画を上回ることができた。市場はリーマン・ショック以降、縮小傾向にあったが、回復傾向にある。システム開発プロジェクトは増えており、主力の受託ソフト開発事業では、SEの確保が重要な施策になる。自社SEのスキルアップと採用を進めるだけでなく、臨機応変にリソースを確保できるように、パートナー企業との強固な関係づくりもこれまで以上に必要だ。

 一方、プロダクト事業では、ロボットに期待している。当社は「PALRO(パルロ)」というロボットを自社開発して販売しているほか、ロボット向けの組み込みソフト開発を手がけている。ずいぶん前からロボットには可能性を感じて、粘り強くビジネスしてきたが、ここに来て需要の高まりを感じている。長期的な成長分野として継続的に投資し、着実に実績を積み上げていく。