大塚裕司 社長
 2014年度(2014年12月期)は、4月の「Windows XP」のサポート切れによるパソコン需要があったことで、上期の売り上げが驚異的に伸びた。一方、下期はそれとは逆に厳しい状況を強いられた。下期は、私の感覚では、リーマン・ショックのときと同じくらいお客様がIT投資を抑えていた。上期の業績を受けて、2014年度通年の見込みを上方修正していたので、その達成に向けて、最後までお客様への提案活動に力を尽くした。

 いいときも悪いときも含めて前年度を振り返ると、お客様のコスト削減や生産性向上、業績アップに貢献する「攻めのIT投資」を志向したが、すべてのお客様に促すことができたかといわれれば、道半ばといわざるをえない。Windows XPにしても、2015年7月にサポートが切れる「Windows Server 2003」にしても、新しいOSやハードウェアに移行することは「守りのIT投資」に過ぎない。過去のITインフラにはない新たな価値、つまりソリューションをすべてのお客様に提供できるようにすることが、改めて重要だと痛感している。

 大塚商会はオールフロント(営業担当者が大塚商会で取り扱う全製品・サービスを顧客に提案できること)戦略を推進しているが、もっと社内に浸透させる必要があると感じている。その思いを込めて、2015年のキーワードは「ソリューション」を選んだ。真のソリューションを提供できるようになれば、お客様をもっと増やすことができ、お客様一社に対して、大塚商会がお手伝いできる範囲も広げられ、ステップアップできる。