2016年は、大きな転機とはいえないまでも、よい一年だったと評価できる。伸びると思ったエネルギー分野のビジネスがそれほど大きくはならず、SI事業は堅調で例年並みだった。一方で、車載機やカメラなどで大型案件を獲得し、医療では新しく成長できそうなビジネスが手に入り始めているなど、しばらく苦労してきたエンベデッド事業が拡大している。社内においては、ここ数年不採算プロジェクトが複数発生したことを受けて内部の体質をみつめ直したことが功を奏し、不採算を抑止する感度が高まってきた。会社としても元気が出てきたと実感している。

小島 基
社長

 今、自動走行車や受付ロボットなどが登場し、20年に向けて、17年がITの利用シーンの変わり目になるかもしれないと感じている。そこで、会社としては今一度事業ポートフォリオを見直し、ビジネスのあり方、価値の出し方を考える必要がある。3年先、5年先に起こることを見据え、「何かやってみる」の精神で、意識的に新たなことにチャレンジしていかなければならない。

 今あるキーワードでいえば、「IoT」や「AI」だ。顧客からの要望も具体化してきており、すでに顧客のPoCにおつき合いさせていただいている。また、10月には「共創推進室」を立ち上げ、新事業創出に向けた社内外でのオープンイノベーションを推進している。すでに何度か活動を重ねてきた。立ち止まることなく積極的に行動してプロセスを積み重ね、結果を出すということを引き続き注力してやっていきたい。