受託開発を続けていると、共通化できる機能があることに気づく。似た機能をゼロから開発するのはもったいないし、ユーザー企業にとってもムダな投資になりかねない。うまく組み合わせれば、パッケージ製品になるのではないか。そう考えたITCSの深見和久・代表取締役社長は、事業の柱を受託開発からパッケージ製品の開発へと、大きく舵を切った。創業から約5年が経過した2000年頃のことである。以降、成功と失敗を繰り返しながら、主力と呼べるパッケージ製品が育ち、同社の経営を支えている。(取材・文/畔上文昭)