企業研究 今、デジタル産業革命を起こす
<企業研究 今、デジタル産業革命を起こす NEC編>最終回 DXの核となる基幹業務アプリケーションの刷新(2)
2017/12/27 09:00
週刊BCN 2017年12月18日vol.1707掲載
デジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドを踏まえ、「SMBで勝てるオールインワン型ERP」として、NECが満を持して市場投入した「EXPLANNER/Z」。具体的な機能強化のポイントをさらに詳しくみていく。(本多和幸)
EXPLANNER/Zの拡販にあたっては、NECやグループ会社、販売パートナーが個別の案件で作成したカスタマイズ機能をコンポーネント化し、NECがこれを一元管理して、パートナーが自由に再利用できる仕組みとして「コンポーネント流通制度」を整えたという。門田大昌・産業ソリューション事業部EXPLANNER部マネージャーは、「これにより、対応業種のカバレッジを随時拡大していくことができる。まずは食品製造業、電気機械製造業、食品卸業、機械卸業を対象に拡販を進めるが、徐々にプロセス業、サービス業、小売業などもカバーしていくことができると考えている」と話す。
また、クラウド環境への移行に柔軟に対応できるようにすべく、ユーザーごとの占有環境を用意するプライベート型SaaSを5ユーザー20万円/月から用意したほか、クラウド上に動作環境を個別に構築したいユーザー向けには、月額利用型ライセンスで提供するメニューも5ユーザー5万円/月から用意している。IaaS利用環境としては、「NEC Cloud IaaS」と「Microsoft Azure」をサポートしているが、EXPLANNER/Zはソフトウェアスタックにマイクロソフト製OS/ミドルウェアを採用しており、同社との連携も強化している。
さらに、「AIやIoTソリューションとの連携により、業務効率化やより精度の高い経営判断を支援できるのも、EXPLANNER/Zの特徴だ」と北村幹也・産業ソリューション事業部マネージャーは強調する。具体的には、NECの自動応答技術を活用したチャットボットによる自動受注受付、IoTによる在庫可視化ソリューション、異種混合学習技術を活用した商品需要予測ソリューション、顔認証技術を活用した勤怠管理システムなどとの連携が可能だという。
SIや販売の体制も強化する。土田英夫・産業ソリューション事業部EXPLANNER部長は、「グループ会社のNECソリューションイノベータ、NECネクサソリューションズと連携し、EXPLANNERの営業要員は従来の2倍に相当する1000人規模に増員するほか、SEも同じく2倍相当の300人に拡充する」として、増強したリソースを活用して、パートナーへのサポート体制も強化していく意向を示している。
デジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドを踏まえ、「SMBで勝てるオールインワン型ERP」として、NECが満を持して市場投入した「EXPLANNER/Z」。具体的な機能強化のポイントをさらに詳しくみていく。(本多和幸)
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