昨年は「変革」の1年だった。業界全体的に、付加価値を変えなくてはいけない、という流れになっている。そのなかで、マーケットの見方を変えた。これまでは業種ごと、企業規模ごとに製品を開発してきたが、例えば事業を拡大したい企業向け、社長が交代したばかりの企業向けなど、企業が必要としている案件別に提案を行った。

田中啓一
社長

 これまではコンプリートセットとしてすべての機能をまとめて提案してきたが、これからはAPI型となり、自社で機能をもっていない方が他社のサービスとつながりやすくなる「何もないことが多機能」になる。こうした変革を起こし、ソリューションサービスだけではなく、従来型の運用支援、保守サービスなども含めたサービスの売上比率を2020年までに50%に引き上げる。

 今年のキャッチフレーズは、「ベネフィットプロバイダになる」だ。これまで売上高を上げる、営業利益を上げる、お客様にいい品質を届けるなどをゴールに設定していたが、今年からはお客様のベネフィットをゴールにすえる。評価を得られるベネフィットを生み出すには、社内でアクティビティを起こさないといけない。そのためにはクリエイティブな発想が必要で、昨年は部門の垣根を越えて取り組めるよう、クリエイティブを生みやすい環境を整えた。今年はその成果が出るだろう。今後、コンピュータSIerが不要になる時代が来るという危機感がある。必要な企業であり続けるために、模索と力づけを行っていく。