年頭所感

「High Value Distributor」の次の挑戦

2018/01/17 09:00

週刊BCN 2018年01月08日vol.1709掲載

 2017年は、皆様から多大なご支援をいただき、おかげさまで業績はいい方向で推移している。当社設立10周年の節目となる18年は、お客様の困りごとを解決する基本の姿勢をあらためて大切にして、さらに成長できるように挑戦していく。

川口貴久
社長

 17年は、前年に比べて上期の受注高が24%、売上高が35%の伸びを達成できた。08年に会社を設立した際は、社員60人で60億円くらいの売上高でスタートしたが、今は社員150人、通期の売上高で300億円という数字がみえてきた。

 具体的には、クラウド型のワイヤレスソリューションが好調で、大きく業績に貢献した。力を入れてきたインダストリアルIoTについては、トライアルから本格稼働にシフトし、海外の工場に展開する動きも出てきた。18年の業績に大きく寄与する可能性がある。

 18年は、流通・サービス業のIT投資が増えるとみている。ECサイトに対抗するため、顧客の囲い込みやサービスの充実などを目指す動きが業界内で広がっているからだ。当社はすでに、リテール向けのソリューションを提供しており、18年は新たな芽が出ることを期待している。

 当社はこれまで、製品やソリューションに価値をつけて提供する「High Value Distributor」になることを目指してきた。18年は、この目標を継続しつつ、モノやサービスを含めてどんどん新しいソリューションの展開に力を入れて、お客様のニーズにより一層、応えられるようにしていきたい。
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