年頭所感

進化というべき変化の年

2018/01/24 09:00

週刊BCN 2018年01月15日vol.1710掲載

 昨年はセキュリティ、働き方改革が中心となり、拡大・成長した1年だった。とくにICT分野が2ケタ以上伸び、リコージャパンの業績をけん引した。社内の働き方改革として、「スピード120%」をスローガンに、業務時間の効率化を進めた。会議を減らす、会議資料を1枚にまとめる、メールをやめ、掲示板による情報共有にするなど身近なところから改革を進め、社員の業務時間を大幅に短縮。この空いた時間をお客様訪問に充てることにより、訪問件数を前年の1.4倍に増やすことができた。

松石秀隆
社長

 お客様との接点の量を増やすことは実現できたので、今年は質を高めていく。具体的には各職種別のプロフェッショナル制度を整備し、お客様が抱える課題をヒアリングし、お客様とともに課題を解決するソリューションを開発していく。2017年4月から取り組み始め、SEとカスタマエンジニア向けのソリューションを開発することができた。また、修正点の洗い出しも行い、10月に同制度を改定した。ICTをベースに顧客価値のある提案ができる体制が整いつつある。今年はSEとカスタマエンジニア以外の職種向けに拡大していく。

 今年の干支は戊戌だ。戊は草木が茂る、戌は草木が枯れるという正反対の意味をもち、そのため「変化の年」といわれる。昨年もさまざまなところで変化を起こし、少しずつ効果が出始めている。この変化、効果を次の段階である進化に引き上げていく。今後もパートナー様にはご支援をいただき、売り上げと利益でお返ししたい。
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外部リンク

リコージャパン=https://www.ricoh.co.jp/sales/about/