新しい中期経営計画が4月からスタートする。過去3回の中期経営計画で大きく変革できたことを踏まえ、今回は「2026年にあるべき企業像」を掲げた。ちょうど3か年の中計が3回分が収まる期間。市場創造やグローバルビジネス、戦略ドメインなど大きな方向性を決めて、しっかり前を向いて進んでいく。

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桑野 徹
社長

 キーワードで挙げた「新たなスタート」とは、新しい中計のスタート、それから26年に向けた中長期の視野に立った理想の企業像を目指して歩き始めるという二つの意味を込めた。

 旧TISと旧インテックのそれぞれのグループが集まって旧ITホールディングスを設立したのが08年4月。統合当初の年商は3000億円前半だったが、リーマン・ショックを底に右肩上がりを維持できたことは、経営統合が正しかったことをよく表している。3か年の中期経営計画の最終年度である今年度(18年3月期)の連結売上高は4000億円の大台を目指している。ひとえに互いのもつ強みを打ち消さず、尊重して、伸ばしてこられた結果に他ならない。時間をかけて、一歩ずつ歩み寄り、着実に一つのグループとしての強みに集約できた。

 当社が経験してきた企業統合プロセスの知見やノウハウは、これから当社が国内外のM&A(合併や買収)や再編、業務提携をするうえでも非常に役立つ。強みを打ち消し合ったり、人材が流出するようでは意味がないからだ。グループ皆の心を寄せ合い、本音で語り合えるようにする。こうした取り組みによって中長期のスパンで成長を持続させていく。