デジタル技術によって顧客のビジネスが大きく変わっている。SIerはこの変化を積極的に受け入れ、顧客のビジネスをより大きく成長させるための答えを出していかなければならない。これを私は「突破力」と呼んでいる。

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谷原 徹
社長

 直近で制作した当社サービス・カタログは、「顧客接点」をテーマにまとめた。小売業向けのデジタルマーケティング、コンタクトセンター向けの顧客満足度の向上施策、金融機関向けのオムニチャネル、製造業向けのマーケティング強化などをわかりやすく掲載している。

 当社がもつデジタル技術が、各業種の「顧客接点」の向上にどうつながるかの答えを提示。ユーザーがその成果をイメージしやすいようにした。CRMやチャットボット、クラウドといった要素技術をただ並べるだけでは、成果をイメージしにくいからだ。

 古いタイプのSIビジネスは、顧客から何らかのインプットがあって初めて具体的な策を練っていた。これでは、顧客がやりたいことから常に一歩遅れてしまう。そうではなくて、SIer自らが変化を積極的に先取りし、突破力を発揮していくことが求められている。

 例えば、流通・小売業や製造業、金融業などがそれぞれにもっているデータを結びつける媒介役は、中立性の高いSIerのポジションに適正がある。異業種を横断したビッグデータ分析やAI支援によって、これまでにない新しい顧客価値を創り出せるはずだ。変化を受け入れるのに躊躇せず、顧客とともに新しいデジタルビジネスを切り拓いていく。