デジタルビジネスの第二幕が本格的に始まる。流通や産業、医薬などあらゆる物理的なもの(フィジカル)とデジタル空間(サイバー)が一つのシステムとして融合するサイバーフィジカルシステム(CPS)の時代の到来と言い換えてもいい。これまでのサイバー中心のデジタルビジネスから、より現実社会、実生活と融合するようになる。当社は世界をリードする先進的なCPSテクノロジー企業として、CPS領域での競争力を一段と高めていく。

錦織弘信
社長

 CPSが浸透すると、身の回りにあるものの多くがサイバー空間とつながる。このときに最も気を配らなければならないのは、CPSが本当に「人にやさしく、あたたかく感じられる存在であるかどうか」。個人情報の扱いは適切か、AIはちゃんと民主的に機能しているか、情報セキュリティは担保されているかなど、安心して暮らせる社会を支えるためのCPSであり続けることが大切だ。

 キーワードで掲げた「やさしく、あたたかなデジタルで社会を豊かにする」は、当社の若手社員を集めて考案した。技術や営業、女性社員、生産現場、海外勤務者などできる限り属性の異なるメンバーで、今から10年後の社会をイメージして、このキーワードに集約した。

 30年を想像すると、訪日外国人が今以上に増え、職場にも外国人が増える。多言語が飛び交い、スマホの自動翻訳が当たり前になっているかもしれない。そんな近未来から逆算して、「今、何をすべきか」を考え、人が生き生きと活躍する社会の実現を目指していく。