19年度は好調な形で上期を折り返し、下期もそこそこ順調に来ている。社内的には昨年、ITを使った働き方改革を推進。「Zoom」を活用した遠隔会議や、最近では顔認証を使った入退館の実証実験を実施した。そうした経験を基にお客様に提案する活動を続けている。また、AIやIoTなどの新しい技術をビジネスに取り入れる準備を進めてきた中で、「近未来を考えるタスクフォース」を立ち上げた。社会が変化する中でどのようなビジネスを展開していくか、お客様へのヒアリングを行いながら、若手からベテラン社員、役員まで含めて検討している。

鈴木範夫
社長

 今期新たにスタートした中期経営計画では数字的な目標はほとんど入れていない。それよりもまずはデジタルトランスフォーメーション(DX)。社会の変革を社内の全員が認識し、勉強して遅れをとらないようにしていく3年間にするという位置付けのシンプルなものにした。

 今年の方針は基本的に変更はなく、ある意味、従来の延長上にある。73年間のビジネスの中でこれまでにも幾度か転換期があり、常に変わり続けないといけないという意識は企業風土の中で根付いている。今後もそうした変革の姿勢を続けていくという意味で変わりはなく、今までやっていたセグメントをベースにしながら、新しい技術を使ってもっと深く掘り下げていくことが重要だと考えている。

 今年のキャッチフレーズは「お客様とともに、DX時代を歩む」とした。「お客様とともに」は、経営理念にある言葉で、社内に浸透している考えだ。