エプソングループは16年3月に長期ビジョン「Epson 25」を制定した。19年はその第二期中期に入り、成長を確固たるものにしていくためのスタートの年となった。これまで「環境」「パフォーマンス」「スマート」をキーとし、低消費電力で生産性の高い高速ラインインクジェットプリンタ、空間演出ができるプロジェクター、正確性を極めたセンシング技術によるウェアラブル製品などを提供してきた。

鈴村文徳
社長

 次のステップとして二つのテーマを掲げる。一つめのテーマは、「モノからコトへのシフト」である。高速ラインインクジェットで「アカデミックプラン」のサービスをリリースし、「生徒の学びの質の向上」「先生の働き方改革支援」などの学校の課題をプリンタ視点で解決する。また、19年7月よりスタートした、高速ラインインクジェットと乾式オフィス製紙機を組み合わせた「環境配慮型オフィスプロジェクト」では、稼働から5カ月で、使用済みのコピー用紙から約54万枚の再生紙の作成を実現した。これらはいずれもSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みでもある。

 二つめのテーマは「デジタル変革でビジネスを変革」だ。オープンイノベーションや社内業務の自動化により、お客様の価値創出、新たなビジネスモデルの創造、働き方改革につなげたいと考えている。

 エプソンは、お客様にも販売店様にも魅力を感じていただける商品をお届けすることで、オフィスや社会の未来を変えていく「世の中になくてはならない会社」を目指し、これからも取り組んでいく。