Queue(キュー)は、東京大学工学部出身の2人により2016年に創業。AIを活用した企業のイノベーション創出などを支援しているほか、最近では自社サービスの開発・提供にも注力しています。柴田直人代表取締役に話を聞きました。
Company Data会社名 Queue
設立 2016年11月15日
所在地 東京都渋谷区
事業概要 ソフトウェアサービス・独自技術の開発、「remonade」「SUNRYSE.」「blue assistant」の開発運営等
URL:https://www.queue-inc.com/ どんな会社なの個別のクライアント企業とタッグを組む「R&Dサービス」と、三つの自社サービスを展開しています。
柴田直人 代表取締役 創業事業のR&Dサービスでは、個別の企業向けに、機械学習や画像認識の技術を活用した基礎的な研究開発から具体的なサービスの共同開発まで幅広く手掛けています。顧客企業の持つ課題に対して、チームづくりからケーススタディーの提供、サービスの設計・開発まで一貫して提供。これまでには医療分野での「眼底写真を用いた緑内障の自動診断」をはじめ、さまざまな業界で事例があるといいます。
また、三つの自社サービスも提供。その一つの「SUNRYSE.」は、海外スタートアップのデータべースサービスで、欧州・北米を中心に、自社のリサーチャーが現地取材し、「月200件以上」の記事を公開しています。新規事業開発を担うチーム向けなどのサービスとして、企業の事業内容や優位性などにフォーカスした内容を紹介しているのが特徴です。
また、タスク管理・パフォーマンス可視化ツールの「remonade」では、その日のタスクを各メンバーが登録し、進捗を表示します。個人やチーム単位でのタスク達成率や所要時間も可視化して、業務の改善などに役立てることもでき、「個人のモチベーション管理と全体のマネジメントの両面にアプローチしている」と言います。
もう一つは、AI類似図面検索ツールの「blue assistant」。愛知の機械商社・三栄商事とのR&Dで生まれたもので、画像や図面をアップロードすることで似た図面を表示し、探したい図面を瞬時に見つけられます。
今後の方向性は自社サービスの提供に力を入れていきます。
SUNRYSE.のコンテンツを拡充していくことに加え、「イノベーション人材が活躍できる」ような機能を実装していくことを検討。remonadeについても「リモートワークでも孤独を感じない」ための機能などを強化していく考えです。
また、R&Dを通じた顧客企業のイノベーション支援も引き続き手掛けます。「強みは技術者ドリブンなところ。自社サービスも伸ばしながら、最新の技術をキャッチアップしていきたい」と話します。
よろしくQueue
自社サービスの一つのremonadeは、タスクを見やすく可視化することがポイント。リモートワークでは上司が部下をあまりに細かく管理することが問題になるケースも出てきていますが、remonadeには「みんなが自由に働けるように」との思いを込め、「マイクロマネジメントしなくてよくなるツールにしている」と話します。Queueは「R&Dと自社サービス」でイッポ前へ!