2016年設立のEventHub(イベントハブ)は、オンラインでイベントを開催できるクラウドサービスの提供に力を入れています。オンラインイベント上で企業と参加者のマッチングやリード獲得を支援し、コロナ禍におけるバーチャルイベント需要に対応します。山本理恵代表取締役に話をうかがいました。
Company Data
会社名 EventHub
設立 2016年2月24日
所在地 東京都新宿区
事業概要 オンラインイベントツール「EventHub」の運営
URL:https://eventhub.jp/
どんな会社なの
オンラインイベントプラットフォーム「EventHub」を提供しています。
EventHubは、セミナーやカンファレンスなどのイベント運営・管理ができるクラウドサービスです。もともとは、リアル(オフライン)のイベント向けに、参加者同士のコミュニケーション活性化や、企業のリード・商談獲得を支援するサービスとして開発・提供していましたが、今年に入って新型コロナの影響でイベント開催が軒並み中止に。そうした中で、オンラインでイベントを開催できる機能を実装し、従来機能をベースに改良した「オンラインイベントプラットフォーム」として2月にリリース。現在では「オンライン・オフラインのハイブリッドも実現できるサービスとして提供している」と言います。
具体的には、「Youtube」「Zoom」「Vimeo」と連携したライブ・動画配信をはじめ、イベントの参加登録や、登壇者への質問・投票、チャットでの交流、参加顧客の管理などの機能を提供。サービスの強みは、イベント開催前の参加受付・登録から開催中の動画配信やアンケート、開催後の顧客・イベント情報管理まで、「イベントのオペレーションに関わる機能を、一つのプラットフォーム上で一気通貫で利用できる」こと。用途によってツールがバラバラということがないため、イベント参加者・主催者(導入ユーザー)の双方が楽に利用できるツールになっています。
サービスの対象ユーザーは主に営業、マーケティング、採用の担当者で、セミナーやイベントを開催している企業など。すでに大手IT企業や金融機関、自治体なども利用しているとのことです。
今後の方向性は
「イベントのCRM」的存在になることを目指します。
EventHubでは参加者データやアンケート結果など、イベントに特化した情報を管理することが可能。そうした特性から、イベント向けCRMとしてのポジションを確立していくことを狙います。さらに、「Salesforce」や「Sansan」など、他社のSFAや名刺管理、MAツールとのサービス連携を「20年度に重点的に進める」方針です。また、サービスの主軸とする「参加者同士のコミュニケーション活性化や、出展企業と参加者との接点創出をより深掘りしていく」と力を込めます。
よろしくEventHub
コロナ禍でオンラインイベントの需要が増加していますが、今後は一つのイベントでも「都内の人はオフライン」「遠方の人はオンライン」のように、開催形態や体験が変わっていくのではないかとみている山本さん。そうした中でも、「オンラインとオフラインでのハイブリッドを生かしていく」と話します。EventHubは「オンラインイベントツール」でイッポ前へ!