法律資格のオンライン学習サービス「資格スクエア」を運営するサイトビジットが昨年、電子契約サービス「NINJA SIGN(ニンジャサイン)」をリリースしました。契約書の作成から管理までのフローをワンストップでカバーしていることが特徴です。同社とNINJA SIGNについて、鬼頭政人代表取締役に話を聞きました。
Company Data
会社名 サイトビジット
設立 2013年4月24日
所在地 東京都千代田区
事業概要 資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」運営
電子契約書作成・締結サービス「NINJA SIGN」運営
法務特化型人材サービス「Legal Engine」運営
URL:https://sight-visit.com/
どんな会社なの
法律資格のオンライン学習サービス「資格スクエア」や、ワンストップ契約サービス「NINJA SIGN」を提供しています。
鬼頭政人 代表取締役
2013年設立のサイトビジットは、同年12月から資格スクエアを運営。「資格スクエアで試験の合格まで支援しているが、その後の実務に入ってからも支援したい」との思いから、さまざまな企業で利用されるリーガルテック分野のサービスとして、電子契約サービスのNINJA SIGNを19年にリリースしています。
特徴は、契約書の作成・承認・締結・保管まで、契約にかかる一連のプロセスを「ワンストップ」でカバーしていること。また、「テンプレートを作りやすくしたり、保存した契約書を簡単に探しやすくしたりといった工夫をしている」と話します。
料金プランは5種類を用意。「Free」プランでは、月5通まで無料で契約書を送信することが可能です。「Light Plus」以上のプランでは契約書の送信件数が「無制限」で、「従量課金に比べて、使い放題プランがあることでユーザーとしても使いやすくなっている」としています。
導入実績は
約1万社が導入しています。
NINJA SIGNは19年12月に正式リリース。現在までに、中小企業を中心に「約1万社」が導入していると言い、急速にユーザー数を拡大しています。ユーザーからは、機能面では「ワークフローを通さないと契約書が送れないという仕組みが受けているケースが多い」そうです。
加えて、導入時の導入後の利用促進などのサポートも評価ポイントになっているとのこと。同社では今年11月、新潟にカスタマーセンターを設立しており、来年以降に人員も拡充していく方針です。
今後の方向性は
ユーザー数をもっと拡大していきます。
今後はさらにNINJA SIGNのユーザー数をもっと増やしていきたい考え。展開にあたっては代理店との協業も重視しており、パートナーの数を増やしていくと話します。
また、「『NINJA SIGN』という名前自体、海外で知られている日本の単語を付けている。海外には確実に展開したい」と説明。ターゲットはアジア地域を想定し、「できるだけ早く」海外でのサービス提供を目指します。
よろしくサイトビジット
「企業文化を重視している」と話す鬼頭さん。「ともに成長し続け、未来をつくる」のミッションを“不変”のものとして社内への定着に力を入れているそうです。
この思いは代理店との協業においても同じで、「一緒に発展・成長しながら、長期的な関係を築いていただけるSIerやソフトメーカーとぜひ組ませていただきたい」とアピールします。サイトビジットは「電子契約サービス」でイッポ前へ!