コロナ禍がきっかけでいろいろなことが大きく変わった年だった。振り返ると、期初に想像もしていないようなことが起こったが、何とかやれてこれたという印象だ。

名和亮一 社長

 業績面では、第3四半期累計として3期連続で過去最高を達成した。金融と製造セグメントは、コロナ禍の影響でやや落ちたが、自社パッケージを中心としたビジネスソリューションセグメントが予定以上に伸びた。

 自社パッケージのなかで、とくに人事・会計は、テレワークにマッチした機能を持っていることで導入が広がった。「2025年の崖」関係の引き合いがあったことも伸長を後押しした。

 ほかには、電通グループとの協業ビジネスで、コロナ禍でデジタルトランスフォーメーションなどの需要が新たに出た。

 各セグメントでしっかりとビジネスを展開するだけでなく、徐々にセグメントの垣根を越えたX Innovation(クロスイノベーション)が実践でき、成果も上がりつつある。例えば、かつては金融と製造のセグメントが、一緒に特定の顧客にアプローチすることはなかったが、各セグメントで連携する動きが出てきた。社員のマインドもだいぶ変わってきているので、クロスイノベーションについては21年も引き続き注力したい。

 すでにデジタル抜きでビジネスは展開できない時代になっている。当社は人材力と技術力に強みを持っているので、顧客に選ばれるITベンダーとして、これからも着実な成長を目指していきたい。