アルサーガパートナーズは、ITサービス開発を手掛けるスタートアップ。大手企業と直接取引し、企画から開発まで、外注せず全て自社内で完結できる体制を整えていることが同社の特徴です。小俣泰明社長に話を聞きました。
Company Data
会社名 アルサーガパートナーズ
設立 2016年1月8日
所在地 東京都渋谷区
事業概要 ウェブサービス企画・開発、アプリケーション企画・開発、エンタープライズ新規事業、企画・開発
URL:https://www.arsaga.jp/
どんな会社なの
営業組織を持たないIT開発集団の会社です。
小俣泰明 社長 CEO/CTO
アルサーガパートナーズは2016年の設立以来、ITサービス開発事業を展開。大手企業との直接取引で、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートしています。
特徴は、下請けやオフショア開発といった外注を行わず、自社内で開発をワンストップで完結できる組織体制を構築していること。コンサルティングや企画、Web、UI/UXデザイン、アプリ、基幹データベース、インフラなど、「今のITサービス開発に必要な機能全てを網羅している」と言います。こうした上流から下流まで自社で対応できる体制を強みに、アジャイル開発を取り入れています。
また、営業組織を持たないことで「営業を挟んだコミュニケーションが発生しない、徹底した開発集団である」ことが、顧客からの評価ポイントの一つになっているそうです。
これまでの主な取り組みとして、三菱地所グループのイノベリオスが提供するマンション管理サービス「KURASEL」を開発。今年2月には、塩野義製薬とヘルスケア分野の新事業開発で事業提携を発表するなどの事例があります。
今後の方向性は
事業会社との資本提携に力を入れていきます。
「事業会社からの出資を受けることで、より深い関係性を持ちながらビジネスが進められる」と小俣社長。より具体的には、豊富な開発経験を持つ同社と資本提携を結ぶことで、なるべく無駄なコミュニケーションを排した上で、「(事業会社にとって)自分たちの発想になかった新規事業開発ができる」と説明します。こうした背景から、同社をDXのパートナーとして資本提携を結び、ともにビジネスを推進していくことのできる企業を増やしていきたい考えです。
よろしくアルサーガパートナーズ
ITサービス開発をワンストップで手掛けることができる組織体制の背景の一つにあるのが、エンジニアのポテンシャル採用です。必ずしも理系人材に重きを置かず、IT好きであれば文系人材も積極的に採用。未経験者がゆくゆくはIT人材となっていくことで、「日本のITレベルが上がっていくことを支援したい」と、小俣さんは話します。同社は現在約130人の従業員数を、22年には300人まで拡大していく方針です。アルサーガパートナーズは「社内完結でのITサービス開発」でイッポ前へ!