2018年設立のSpready(スプレディ)は、企業と個人をつなぐ「コラボレーションSNS」を提供。「こんな人に会いたい」という企業の人探しを、個人のつながりを活用して実現します。佐古雅亮代表取締役に話をうかがいました。
Company Data
会社名 Spready
設立 2018年5月
所在地 東京都渋谷区
事業概要 インターネットサービスの企画、開発及び運営/採用・人事コンサルティング事業
URL:https://spready.co.jp/
どんな会社なの
コラボレーションSNS「Spready」を提供しています。
佐古雅亮 代表取締役
Spreadyは、個人の人脈を利用して企業の人探しを支援するサービスです。「企業が持っている、いろいろなジャンルの人を探したいというニーズを、個人のつながりを活用することで実現する」といいます。
具体的には、企業が「こんな人に会いたい」という案件を登録。それを見た個人ユーザー(スプレッダー)が、条件に合う人に案件を紹介するとともに、企業にもその人を紹介。紹介された人と企業は、Spreadyのサービス上のチャットでメッセージをやり取りすることができます。実例として、「花火師資格を持つビジネスパーソン」という人探しを実現したといい、「どんな人探しでもできる」としています。
なお、チャットが始まると、スプレッダーと紹介された人にはリワード(報酬)として1ポイントが付与され、ポイントがたまると、その数に応じた景品と交換することが可能です。
導入実績は
100を超える企業が、新規事業開発などで利用しています。
2020年3月末時点で、スプレッダーの数は2226人、企業ユーザー数は104社。実際に生まれた出会いは1106件に上ります。
企業の利用料は月額10万円から。新規事業開発にあたりSpreadyを活用するケースが多く、スタートアップ企業や大企業の新規事業開発を担う部門が主な利用層。最近は「デジタルトランスフォーメーション(DX)の文脈で製造業やサービス業などからの問い合わせが多い」そうです。
今後の方向性は
2022年末で1000社の利用を目指します。
今年3月に、「(企業と個人が)出会った後をサポートする」機能として、CRM機能「アプローチマネージャー」を搭載。今後も、出会いを支援するためのサービス開発を進めていく考えです。
また、Spreadyは19年3月にベータ版がリリース。今は「本格的なグロースの前に規模が拡大してきたというタイミング」にあると言います。22年末時点で1000社の利用を目指し、「企業での利用を広げていきたい」と意気込みます。
よろしくSpready
同社にはコラボレーションSNSの「Spready」のほかに、個人向けのプロフィールサービス「Profiee」を提供。もともとはSpreadyでの出会いをスムーズにするために生まれたもので、今では数千人規模で利用されているとのこと。これら二つのサービスで、人と人、人と組織の新しい出会いを支援していきます。Spreadyは「コラボレーションSNS」でイッポ前へ!