製品情報のマスタデータにプロモーションに関わる情報が紐づいていないために 商品の情報発信が追いついていない という課題を抱える企業が多い。

世界有数の精密測定機器の総合メーカーであるミツトヨ社も、業界でもトップクラスの5,500種類以上に及ぶ商品情報を管理するITシステムが進んでおらず、業活動も紙のカタログによって行われていたため、Webサイト上や販売店に向けた情報展開の遅れも課題となっていた。とりわけ、同社で売上の7割以上を占める海外ビジネスにおいては、eコマースを推進する海外拠点や販売代理店などからプロモーション情報をデータで提供してほしいという要望も高まっていた。

そこで同社は、Contentservを基盤とするPIM（商品情報管理）システムを構築。5,500種類以上に及ぶ商品群の情報をカタログからデータ化し、CMSと連携してWebサイトから商品情報を発信することで、従来のWebサイトでは2～3か月を要していた新商品の情報公開のタイムラグを解消。その成果、ミツトヨ様全社の意識改革を呼び起こし、デジタルトランスフォーメーション（DX）に向けたモチベーションを高めている。