旅の蜃気楼

韓国で見つけたモノ

2003/12/22 15:38

週刊BCN 2003年12月22日vol.1020掲載

▼韓国と日本がどんどん近づいている。この12月、羽田空港から金浦空港への直行便が飛んだ。現在のソウルの国際空港は仁川国際空港だが、ソウルの都心に近い金浦空港の方が、交通の便が良くて、なにかと時間が有効に使えるというわけだ。忙しい向きには日帰りもできる。1泊2日であれば、十分に焼肉を堪能できる。2泊3日だと、民俗芸能を楽しんで、本場キムチをたらふく味わえる。今回は、BCN本号8面の記事にあるように、デジタルIT分野の総合雑誌である週刊誌「i Weekly」との提携にともなう調印式に出向いた。

▼調印の儀式は、親会社・中央日報の会議室で行った。厳粛な雰囲気のなかでお互いの署名を終え、握手をして写真に納まった。「こうした調印式では、この写真が一番大切ですからね」と、ジョン・ヨンジュ社長が場の笑いを誘う。この気軽な言葉で、気分がほぐれた。さすがに場慣れをしている。この日は、日本流でいう大安だ。実に気持ちの行き届いた調印式であった。

▼さっそく、「i Weekly」の記者の導きで中央日報ビル近くの三星電子・広報室に挨拶へ。1階ショウルームには三星の商品が並んでいる。パソコン付き冷蔵庫が気に入った。扉にボードパソコンがセットされている。輸出用に開発された商品だが、現在、ソウル市内に建設中の住宅にこのパソコン冷蔵庫が組込まれているという。もう実用段階に入っている。なんと、もっとも近い国ではすでにユビキタスが生活の場に入っている。元気をつけに本場キムチを食べに、ソウルにお出かけください。「i Weekly」の記事を楽しみにお待ちください。(本郷発・笠間 直)
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