コンテンツとブロードバンド回線とハードウェア。この3つが融合すれば、新たなデジタルライフが味わえる？

　NTT西日本とシャープ、そしてコンテンツ配信事業のNTTソルマーレは、3社共同で動画コンテンツの配信サービスを始めた。

　NTTの高速ネットサービス「Bフレッツ」とシャープのホームサーバー「ガリレオ」をつなぎ、NTTソルマーレが提供しているパソコン向けの動画コンテンツをリモコン操作だけでテレビで視聴できる。シャープはガリレオに載る専用のソフトウェアを新たに開発するほどの意気込みだ。

　通信キャリアとハードベンダー、コンテンツ配信業者が手を組むのは、「ありそうでこれまでなかった協業体制」だとか。ブロードバンド回線とデジタル家電が急速に普及するなかとあって、まさに時流にのった新サービスといったところだろう。

　だがこの新サービス、利用できるのはNTT西日本が提供するBフレッツユーザーのみ。NTT東日本のBフレッツユーザーへの提供予定はない。さらに、動画コンテンツは映画のみで、今月末までに50タイトル、年内でも300タイトルどまり。

　「レンタルビデオ店に通う必要がない、新たなデジタルライフの誕生」と意気込む声にも、どこか説得力がないような…。