旅の蜃気楼

ソフトピアジャパン

2004/11/01 15:38

週刊BCN 2004年11月01日vol.1062掲載

▼大垣(岐阜県)のソフトピアジャパンに新しい専務理事が10月14日、就任した。さっそく挨拶に出かけ、名刺交換した。日本IBM出身の後藤三郎さんだ。と、聞けば、IT業界通の読者は「あの?」ということになる。ところが、「日本IBMには後藤三郎が2人いましてね」。若い方の後藤さんである。日本IBMでは長くSE畑を歩き、ソフトの品質管理の専門家という。ソフトピアジャパンのリーダーにはうってつけだ。

▼後藤さんは岐阜県出身、30数年ぶりの地元復帰となる。推薦者は同じ岐阜県出身の椎名武雄さん。来年2月に知事を引退する予定のソフトピアジャパン生みの親、梶原拓知事もこれで一安心だろう。梶原知事は16年間の在任中、IT産業の育成にはとても熱心で、この地を全国を代表するソフトパークに育てた。ベンチャー企業からマイクロソフトやNECまで、多くの企業が事業活動している。「現在、2000人が働いています」。この地区での2000人の雇用規模は大きい。「ここからどんな情報を全国に発信できるか、それが私の仕事」。(本郷発・笠間 直)
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