あるネットワーク系SIerの幹部にネットワークシステムについて面白い例え話を聞いた。その幹部が言うには、「ネットワークシステムは鉄道でいえば駅」だとか。

 ネットワークシステムは、音声やデータなどコンテンツを流すためのインフラ。「乗客をコンテンツとすれば、線路が回線、電車が帯域、プラットフォームがルータやスイッチなどになる」という。その考えに沿えば、駅構内がネットワークシステムの上に構築されるサーバーシステム、駅前の百貨店や商店街などがアプリケーションサービスといったところか。

 最近、ネットワーク系SIerが頭を抱えているのは、ルータやスイッチなどを中心としたネットワークシステムの構築や保守などでは厳しい状況に陥る可能性が高いこと。つまり、「線路(スイッチ)やプラットフォーム(ルータ)のメンテナンスやリプレースだけではビジネスとして成立しない」。そこで、ネットワークを切り口にストレージやセキュリティなどのサービス提供でビジネス領域の拡大を図っている。

 「最近、駅構内にはキオスクだけでなく飲食店や書店などが充実している。そこに目をつけた。駅前に百貨店を建てるほどのノウハウはまだないので、まずは駅構内向けのアプリケーション開発に力を注いでいる」そうだ。