歳暮に代表されるように、日本でも年末に何かをプレゼントをするような習慣がないわけではないが、米国の11月末のサンクスギビング明けからクリスマスにかけて行われる年末商戦とは比較にならない。年商の半分をこの1か月の間に売り上げる企業も少なくないほどだ。

 昨年の統計では、年末に一人あたり880ドルの買い物をしたといわれている。3億人が平均でこれだけ買い物をしたということは、この1か月間で2640億ドル(約30兆円)のビジネスが成立したことになる。この年末商戦を企業が見逃すはずがない。だから米国では特に消費者向けの新製品の発表が11月中旬に行われるのだ。

 今年の年末商戦に投入される製品として、日本からは SONY PS3 と Nintendo Wii がある。マイクロソフトはやっきになってVistaの出荷を狙ったが、間に合わなかった。しかし、パソコンメーカーは Free Upgrade という戦略で年末商戦を狙う。Vistaは間に合わなかったものの、マイクロソフトは、iPod 対抗でZUNEの出荷を開始した。

 米国で新しい商品が発売されるこの時期が、消費者にとっては一番おもしろい時期であることは間違いない。(サンノゼ発:パシフィックソフトウェアパブリッシング 内倉憲一)